超音波誘導下胆嚢穿刺造影および経皮経肝胆嚢ドレナージの経験

超音波誘導下胆嚢穿刺造影および経皮経肝胆嚢ドレナージの有用性を検討するために,有石胆嚢炎15例,無石胆嚢炎4例,閉塞性黄疸2例,先天性胆管拡張症,胆嚢癌,胆管癌各1例の計24例に対してこの2つの手技を施行した.超音波誘導下胆嚢穿刺造影および穿刺吸引細胞診は胆嚢病変の診断に,経皮経肝胆嚢ドレナージは急性胆嚢炎および肝内胆管拡張を伴わない閉塞性黄疸の治療に有用であり,さらにドレナージ瘻孔を利用した経皮経肝胆嚢内視鏡下砕石術を経験し,非観血的胆石除去法は今後大いに活用すべき治療法であると思われた. しかし, これらの方法には時に合併症の発生する可能性があり, 慎重な対処が必要である....

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Veröffentlicht in:胆道 1989/10/25, Vol.3(4), pp.427-433
Hauptverfasser: 多賀谷, 信美, 金子, 光男, 田島, 充, 田島, 芳雄, 大山, 修身
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:超音波誘導下胆嚢穿刺造影および経皮経肝胆嚢ドレナージの有用性を検討するために,有石胆嚢炎15例,無石胆嚢炎4例,閉塞性黄疸2例,先天性胆管拡張症,胆嚢癌,胆管癌各1例の計24例に対してこの2つの手技を施行した.超音波誘導下胆嚢穿刺造影および穿刺吸引細胞診は胆嚢病変の診断に,経皮経肝胆嚢ドレナージは急性胆嚢炎および肝内胆管拡張を伴わない閉塞性黄疸の治療に有用であり,さらにドレナージ瘻孔を利用した経皮経肝胆嚢内視鏡下砕石術を経験し,非観血的胆石除去法は今後大いに活用すべき治療法であると思われた. しかし, これらの方法には時に合併症の発生する可能性があり, 慎重な対処が必要である.
ISSN:0914-0077
1883-6879
DOI:10.11210/tando1987.3.4_427