総胆管切開後の経胆嚢管ドレナージ法とTチューブ法との比較:6年間の臨床研究

胆嚢・総胆管結石症に対する総胆管切開後の胆道ドレナージ法を3群に分け,6年経過したので統計分析を行った.3群は,胆嚢管から挿入した胆管造影チューブを留置するC群(n=16) , T チューブ使用のT 群(n=14), およびNélaton カテーテルを総胆管に挿入したN群(n=16)である. 17の背景因子を比較したところ, C - T 群間ではすべて有意差がなかった. N群は2因子でC,T群と有意差があった.結果因子ではC群で有意に早くチューブ抜去,そして退院(C群:28日,T群:44日,N群:32日)できた.背景因子分析と併せ,経胆嚢管ドレナージ法はT チューブドレナージ法より優れた胆道ド...

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Veröffentlicht in:胆道 1989/10/25, Vol.3(4), pp.414-420
Hauptverfasser: 吉田, 順一, 岸仲, 正則, 森崎, 隆, 伊藤, 隆康, 佐藤, 裕, 岸川, 英樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:胆嚢・総胆管結石症に対する総胆管切開後の胆道ドレナージ法を3群に分け,6年経過したので統計分析を行った.3群は,胆嚢管から挿入した胆管造影チューブを留置するC群(n=16) , T チューブ使用のT 群(n=14), およびNélaton カテーテルを総胆管に挿入したN群(n=16)である. 17の背景因子を比較したところ, C - T 群間ではすべて有意差がなかった. N群は2因子でC,T群と有意差があった.結果因子ではC群で有意に早くチューブ抜去,そして退院(C群:28日,T群:44日,N群:32日)できた.背景因子分析と併せ,経胆嚢管ドレナージ法はT チューブドレナージ法より優れた胆道ドレナージであると結論された.
ISSN:0914-0077
1883-6879
DOI:10.11210/tando1987.3.4_414