石膏系急速加熱型埋没材の埋没後経過時間と加熱温度コントロールによる鋳造精度の向上
「緒言」インプラント体と上部構造物のわずかな不適合による歪みは, インプラントのコンポーネントの破壊1), また支持骨に対して破壊的な力を及ぼす危険性が高いと考えられている2,3). したがって, 上部構造物には高い適合性が要求される. 鋳造によって作製される上部構造物の適合精度は, 埋没操作や条件により大きな影響を受ける1-6). 現在, 貴金属合金の鋳造には, 主に石膏系急速加熱型埋没材が用いられている. この埋没材は, 練和後30分において700℃の電気炉に投入されることが前提となっているが, 埋没後の経過時間により鋳造体の適合精度が変化することが知られている7,8). また, 従来型埋...
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Veröffentlicht in: | 松本歯学 2013-12, Vol.39 (2), p.93-99 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「緒言」インプラント体と上部構造物のわずかな不適合による歪みは, インプラントのコンポーネントの破壊1), また支持骨に対して破壊的な力を及ぼす危険性が高いと考えられている2,3). したがって, 上部構造物には高い適合性が要求される. 鋳造によって作製される上部構造物の適合精度は, 埋没操作や条件により大きな影響を受ける1-6). 現在, 貴金属合金の鋳造には, 主に石膏系急速加熱型埋没材が用いられている. この埋没材は, 練和後30分において700℃の電気炉に投入されることが前提となっているが, 埋没後の経過時間により鋳造体の適合精度が変化することが知られている7,8). また, 従来型埋没材に比べわずかに鋳造体の適合精度が劣るとも言われている9). このため, 何らかの事情により練和後30分以上を経過した場合や, より大きな鋳造収縮を起こす金属を使用する際の, 適切な対策を検討する必要がある. |
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ISSN: | 0385-1613 |