試作水酸化カルシウム系糊剤根管充填材に対する組織反応
「緒言」著者らは先に, 既存の水酸化カルシウム系糊剤根管充填材5種をマウスの背部皮下組織内に埋入し, その後の埋入局所における組織反応について病理組織学検討を行い報告した6). すなわち検索した何れもほぼ同様の組織反応を示していることを再確認した. そこで今回は, 根管充填材として開発された試作糊剤につき, 同様にマウスを用いて皮下組織内埋入後の局所での組織反応を病理組織学的に検討した. 「材料と方法」被検材料は, ネオ製薬工業株式会社より提供された試作根管充填材HPで, 対照としては古くから使用されている水酸化カルシウム/水 練和物を用いた. なお両者の処方を表1に示す. 実験方法は先の報告...
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Veröffentlicht in: | 松本歯学 2003-12, Vol.29 (3), p.264-267 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「緒言」著者らは先に, 既存の水酸化カルシウム系糊剤根管充填材5種をマウスの背部皮下組織内に埋入し, その後の埋入局所における組織反応について病理組織学検討を行い報告した6). すなわち検索した何れもほぼ同様の組織反応を示していることを再確認した. そこで今回は, 根管充填材として開発された試作糊剤につき, 同様にマウスを用いて皮下組織内埋入後の局所での組織反応を病理組織学的に検討した. 「材料と方法」被検材料は, ネオ製薬工業株式会社より提供された試作根管充填材HPで, 対照としては古くから使用されている水酸化カルシウム/水 練和物を用いた. なお両者の処方を表1に示す. 実験方法は先の報告とほぼ同様である. すなわち, 実験動物は, ddY系マウス(5週齢, ♂)で, 1週間の観察飼育を行った後, 健康状態に異常のないことを確認したものである. 埋入期間は2日, 1週, 3週, および12週とした. 各群, 各期間別の例数を表2に示す. |
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ISSN: | 0385-1613 |