本誌の構成

今号からシリーズ化を予定しているテーマが2つあります. 一つは「エビデンス&オピニオン」で, 本学会のオーソリティにご執筆を賜り, それぞれのご専門の立場で温故知新を語っていただく企画です. 第1回は山下敦先生に「補綴と歯の延命」と題して, 歯を守るための補綴装置のあるべき姿について解説していただきました. もう一つは, 補綴に関わる再生医療を分かりやすく整理する「補綴医に贈る再生医療の話」と題した4回のシリーズ企画です. 今回は末廣史雄先生と西村正宏先生に「補綴領域で目指す再生医療」をご執筆いただいています. 再生医療の発展とともに補綴の考え方も変わっていくことでしょう. 両企画とも...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本補綴歯科学会誌 2018-04, Vol.10 (2), p.97-97
1. Verfasser: 谷田部優
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:今号からシリーズ化を予定しているテーマが2つあります. 一つは「エビデンス&オピニオン」で, 本学会のオーソリティにご執筆を賜り, それぞれのご専門の立場で温故知新を語っていただく企画です. 第1回は山下敦先生に「補綴と歯の延命」と題して, 歯を守るための補綴装置のあるべき姿について解説していただきました. もう一つは, 補綴に関わる再生医療を分かりやすく整理する「補綴医に贈る再生医療の話」と題した4回のシリーズ企画です. 今回は末廣史雄先生と西村正宏先生に「補綴領域で目指す再生医療」をご執筆いただいています. 再生医療の発展とともに補綴の考え方も変わっていくことでしょう. 両企画とも, これからの臨床に役立つテーマですので, 是非ご一読下さい. さらに, 本号では第126回学術大会で好評であった発表から幾つかピックアップさせていただきました. 金澤学先生の「ここにインプラントが欲しい!-有床義歯へのインプラントの活用-」は, 超高齢社会において避けて通れないインプラントと義歯の共存という重要な話題です. また, 「補綴歯科治療を進めるうえで知っておくべき咬合異常」では, 武部純先生に企画趣旨を, 山口泰彦先生と松香芳三先生にはそれぞれの切り口で咬合異常, 咬合違和感についてご執筆いただきました. 日常臨床でも診断や対処に困る場合が少なくありません. 示唆に富んだ内容です. 誌上ディベート「米国型vs.スカンジナビア型-日本の補綴歯科専門医はどちらを向いているのか?-」では, 江草宏先生に企画趣旨を, 松井徳雄先生と弘岡秀明先生にはそれぞれ米国型, スカンジナビア型歯周治療の立場から治療コンセプトを紹介していただきました. 読者はどちらを向いていますか? 本号も興味深い内容で構成されており, 今回の専門医症例報告も非常にクオリティーの高い症例報告ばかりです. 編集委員の中で唯一の開業医ですので, 一般臨床家の立場として補綴臨床技術の向上と臨床に役立つエビデンスが提供できるように紙面構成に参加したいと考えております. 会員各位の忌憚のないご意見を賜れば幸いです.
ISSN:1883-4426