補綴主導型インプラント治療における骨造成の必要性とその検証

補綴主導型インプラント治療が国内においても根付いて久しい.この概念が意味するものは天然歯と調和のとれた補綴装置をインプラントに装着するために,3次元的に正しい位置にインプラントを埋入することが大前提となる.しかし多くの症例では埋入部位に水平的・垂直的骨量不足から骨造成が必要となる.骨造成を行う手法としては,臨床家にとって最も汎用性の高い手技はGBRであると言える.GBRの原理は,①1次創閉鎖の達成,②骨組織再生の場の体積の確保,③骨組織再生の場の安定性の確保および④血管新生の担保に集約される.今回GBRの原理・それに使用されるマテリアル・手技を再確認し,その実際の症例とその予後を検証する....

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Veröffentlicht in:日本補綴歯科学会誌 2017, Vol.9(2), pp.102-108
1. Verfasser: 船登, 彰芳
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:補綴主導型インプラント治療が国内においても根付いて久しい.この概念が意味するものは天然歯と調和のとれた補綴装置をインプラントに装着するために,3次元的に正しい位置にインプラントを埋入することが大前提となる.しかし多くの症例では埋入部位に水平的・垂直的骨量不足から骨造成が必要となる.骨造成を行う手法としては,臨床家にとって最も汎用性の高い手技はGBRであると言える.GBRの原理は,①1次創閉鎖の達成,②骨組織再生の場の体積の確保,③骨組織再生の場の安定性の確保および④血管新生の担保に集約される.今回GBRの原理・それに使用されるマテリアル・手技を再確認し,その実際の症例とその予後を検証する.
ISSN:1883-4426
1883-6860
DOI:10.2186/ajps.9.102