9. インプラント手術の術後に不快症状を起こさないために その1;下口唇麻痺

インプラント埋入手術にともなう合併症は様々あるが, 今回は, 当オフィスにおいでの患者さんに起こった下口唇麻痺に焦点を合わせて, 発表を行った. 正しく施術されたインプラントは, 数十年にわたり, 患者さんの口腔内で十分な機能を発揮するものであることを, インプラントを扱う人間として忘れてはいけない. 不適切な対応をされたインプラントは, 一生, 患者さんを苦しめることになることも. 誰しも起こす可能性のある合併症の1つであるが, 正しい診断手法, 判断, 対応をすることで, 患者さんの不快症状をなくすることや, 軽減することなどができることを知っておきたい. 手術翌日のたった1本の電話が,...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本補綴歯科学会雑誌 2008, Vol.52 (2), p.270-270
Hauptverfasser: 朴沢一成, 佐々木雪恵, 鈴木篤太郎, 斉藤慶介, 小宮山彌太郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:インプラント埋入手術にともなう合併症は様々あるが, 今回は, 当オフィスにおいでの患者さんに起こった下口唇麻痺に焦点を合わせて, 発表を行った. 正しく施術されたインプラントは, 数十年にわたり, 患者さんの口腔内で十分な機能を発揮するものであることを, インプラントを扱う人間として忘れてはいけない. 不適切な対応をされたインプラントは, 一生, 患者さんを苦しめることになることも. 誰しも起こす可能性のある合併症の1つであるが, 正しい診断手法, 判断, 対応をすることで, 患者さんの不快症状をなくすることや, 軽減することなどができることを知っておきたい. 手術翌日のたった1本の電話が, その解決の道の大事な1つである. たった1本の電話が, 患者さんと術者とをつなぐ信頼の糸になるのある. 幸いなことに当オフィスにおいでのこの患者さんは, 口唇の麻痺もだいぶ軽減して快方へと向かっている. 患者さんが満足してくださる結果へと導いていきたいと考えている.
ISSN:0389-5386