4. 頬粘膜圧痕と就眠時ブラキシズム頻度との関係について
「I. 目的」我々はこれまでに, 頬粘膜圧痕と非就眠時ブラキシズム特にクレンチングとの関係について明らかにした1). しかし頬粘膜圧痕と就眠時ブラキシズムとの関係については, 詳細な検討が行われていない. そこで頬粘膜圧痕の有無と就眠時ブラキシズム頻度との関係を探ることを目的に本研究を立案した. 「II. 方法」調査対象者は欠如歯のない天然有歯顎者40名(男性25名 女性15名 平均年齢25±4歳)とした. 就眠時ブラキシズム頻度の測定には, 自宅で計測可能な歯ぎしりセンサー(Bite Strip, S.L.P Ltd, 東機貿)を用い, 貼付部位は, 左側咬筋中央部とした. なお測定条件は6...
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Veröffentlicht in: | 日本補綴歯科学会雑誌 2007, Vol.51 (2), p.427-427 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「I. 目的」我々はこれまでに, 頬粘膜圧痕と非就眠時ブラキシズム特にクレンチングとの関係について明らかにした1). しかし頬粘膜圧痕と就眠時ブラキシズムとの関係については, 詳細な検討が行われていない. そこで頬粘膜圧痕の有無と就眠時ブラキシズム頻度との関係を探ることを目的に本研究を立案した. 「II. 方法」調査対象者は欠如歯のない天然有歯顎者40名(男性25名 女性15名 平均年齢25±4歳)とした. 就眠時ブラキシズム頻度の測定には, 自宅で計測可能な歯ぎしりセンサー(Bite Strip, S.L.P Ltd, 東機貿)を用い, 貼付部位は, 左側咬筋中央部とした. なお測定条件は6時間以上の就眠とし, 測定日の翌朝に調査対象者の頬粘膜をデジタルスチルカメラにて撮影し, 頬粘膜圧痕の有無の判定を行った. 評価者は歯科医師3名とし, 全員が頬粘膜圧痕ありあるいは, なしと判断した者のみを抽出した. 統計学的分析には, 正確確立検定を用いて, 頬粘膜圧痕の有無と就眠時のブラキシズム頻度との関連を調べた(α=0.05). 「III. 結果と考察」1. 頬粘膜圧痕が認められる者は20名, 頬粘膜圧痕が認められない者は16名, 除外は4名であった. 2. 頬粘膜圧痕の有無と就眠時ブラキシズム頻度との間に関連は認められなかった. 「IV. 文献」1) I. Takagi & K. Sakurai Investigation of the factors related to formation of the buccal mucosa ridging. Oral Rehabil, 30, 565-572. 2003 |
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ISSN: | 0389-5386 |