8. 金銀パラジウム合金とレジンセメントの接着強さに及ぼす簡易型シリカコーティング法の効果‐サーマルサイクル後の強さ
「I. 目的」本研究の目的は, 電源を必要とせず, 口腔内で使用するために開発された簡易型シリカ・コーティング法(CoJet system, 3M-ESPE)の有効性を調べることである. 今回は, 接着耐久性について調べたので報告する. 「II. 方法」試験片として, 金銀パラジウム合金を使用した. 表面処理は, サンドブラスト処理後に接着性プライマー(メタルプライマーII, GC)を塗布した群(SB-MP), サンドブラスト処理後に簡易型シリカ・コーティング法を行った群(SB-Co-ES), 簡易型シリカ・コーティング法のみの群(Co-ES), サンドブラスト処理後に簡易型シリカ・コーティン...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 日本補綴歯科学会雑誌 2007, Vol.51 (2), p.414-414 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 「I. 目的」本研究の目的は, 電源を必要とせず, 口腔内で使用するために開発された簡易型シリカ・コーティング法(CoJet system, 3M-ESPE)の有効性を調べることである. 今回は, 接着耐久性について調べたので報告する. 「II. 方法」試験片として, 金銀パラジウム合金を使用した. 表面処理は, サンドブラスト処理後に接着性プライマー(メタルプライマーII, GC)を塗布した群(SB-MP), サンドブラスト処理後に簡易型シリカ・コーティング法を行った群(SB-Co-ES), 簡易型シリカ・コーティング法のみの群(Co-ES), サンドブラスト処理後に簡易型シリカ・コーティング法のシランカップリング処理に3液性(ポーセレンボンド, クラレ)を用いた群(SB-Co-PB), 簡易型シリカ・コーティング法(3液性)のみの群(Co-PB), の5群とした. 各試験片に築造用レジン(クリアフィルDCコアオートミックス, クラレ)の円盤状試験片(φ4.6mm, 厚さ2mm)を, 接着性レジンセメント(パナビアF2.0, クラレ)で接着した. 100%湿潤下にて保管(37℃, 24時間)し, サーマルサイクル20000回終了後, 小型卓上試験機(EZテスト, 島津)で剪断破壊(クロスヘッドスピード0.5mm/min)を行い, 接着強さを求めた. 「III. 結果と考察」サンドブラストと簡易型シリカ・コーティング(2ステップ)と簡易型シリカ・コーティング(1ステップ)の接着強さには有意差は認められなかったが, 簡易型シリカ・コーティング(1ステップ)の方が平均値で高い数値を示した. |
---|---|
ISSN: | 0389-5386 |