エレクトロフォーミングに関する研究: 歯頸部辺縁形態がコーピング形成に及ぼす影響

目的: エレクトロフォーミング法での歯頸部辺縁形態の相違が, メタルコーピングの適合性および厚さに及ぼす影響を解明することである. 方法: 上顎中切歯の支台歯形態を想定した幅1.0mmのショルダー, ラウンドショルダー, ディープシャンファー (Sタイプ, RSタイプ, DCタイプ) の金属歯型を印象採得し, マスター模型と電鋳歯型を製作した. 電解槽内での位置づけと厚さを規定し, エレクトロフォーミングを行った. 辺縁部を調整後, マスター模型に装着し, 辺縁の適合として唇側中央から90°ごとの4点 (a, b, c, d) の垂直的な間隙を測定した. その後, 包埋樹脂にて包埋し, 割断し...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本補綴歯科学会雑誌 2004/06/10, Vol.48(3), pp.413-422
Hauptverfasser: 白土, 壽香, 小峰, 太, 小泉, 寛恭, 村松, 透, 大谷, 一紀, 會田, 有希子, 桟, 淑行, 松村, 英雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的: エレクトロフォーミング法での歯頸部辺縁形態の相違が, メタルコーピングの適合性および厚さに及ぼす影響を解明することである. 方法: 上顎中切歯の支台歯形態を想定した幅1.0mmのショルダー, ラウンドショルダー, ディープシャンファー (Sタイプ, RSタイプ, DCタイプ) の金属歯型を印象採得し, マスター模型と電鋳歯型を製作した. 電解槽内での位置づけと厚さを規定し, エレクトロフォーミングを行った. 辺縁部を調整後, マスター模型に装着し, 辺縁の適合として唇側中央から90°ごとの4点 (a, b, c, d) の垂直的な間隙を測定した. その後, 包埋樹脂にて包埋し, 割断した後, 唇側歯頸外側部, 唇側シャンファーおよびショルダー隅角部, 唇側軸壁下部, 舌側軸壁下部, 舌側シャンファーおよびショルダー隅角部, 舌側歯頸外側部 (A, B, C, D, E, F) での内面的適合および厚さを測定した. 測定は走査レーザー顕微鏡を用い, 試料数は各形態5個とした. 統計処理にはKruskal-Wallis testとBonferroni Correctionを用いた (p
ISSN:0389-5386
1883-177X
DOI:10.2186/jjps.48.413