公共的活動における公共空間の意味に関する検討
「はじめに」地域保健福祉分野, 障害保健福祉分野において増大する保健・福祉ニーズを支援するためには, 問題解決に向けて, 市民, 当事者, 専門家(行政を含む)が協働する公共的活動を推進していくことが求められている1). かつて, これらの分野における問題解決のための取り組みは, 福祉サービスが行政による"措置"として提供されたなどの例のように, 行政や専門家による活動が主流であった. この場合, "行政・専門家"と"市民・当事者"は"支援者-被支援者"としての対立軸でとらえることになる. しかし, 昨今では当事者...
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Veröffentlicht in: | 東北大学医学部保健学科紀要 2010-01, Vol.19 (1), p.31-40 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」地域保健福祉分野, 障害保健福祉分野において増大する保健・福祉ニーズを支援するためには, 問題解決に向けて, 市民, 当事者, 専門家(行政を含む)が協働する公共的活動を推進していくことが求められている1). かつて, これらの分野における問題解決のための取り組みは, 福祉サービスが行政による"措置"として提供されたなどの例のように, 行政や専門家による活動が主流であった. この場合, "行政・専門家"と"市民・当事者"は"支援者-被支援者"としての対立軸でとらえることになる. しかし, 昨今では当事者や市民が当事者活動やNPO活動を自ら実践し, 問題解決の担い手としても取り組むようになり, その活動は質・量ともに拡大してきている. そこで, 市民や当事者, 行政・専門家が問題解決の当事者として対等な関係を築き, 協働する公共的活動としていくことが喫緊の課題であると考える. |
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ISSN: | 1348-8899 |