小児の歯の外傷: 小児歯科学雑誌の掲載報告と診療ガイドライン
小児歯科臨床において,乳歯および幼若永久歯の外傷を主訴として来院する患者の割合が近年増加しているという報告がある。歯の外傷については,日本小児歯科学会発足当初から頻繁に研究課題としてとりあげられ,これまでに小児歯科学会雑誌に掲載された学会発表抄録は270編,総説・論文等は57編である。国外では,2012年にThe International Association of Dental Traumatology(IADT)が三編からなる診療ガイドラインを作成し,刊行誌であるDental Traumatologyに掲載した。これを受け2013年に,American Acad emy of Ped...
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Veröffentlicht in: | 小児歯科学雑誌 2017/06/25, Vol.55(3), pp.331-344 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 小児歯科臨床において,乳歯および幼若永久歯の外傷を主訴として来院する患者の割合が近年増加しているという報告がある。歯の外傷については,日本小児歯科学会発足当初から頻繁に研究課題としてとりあげられ,これまでに小児歯科学会雑誌に掲載された学会発表抄録は270編,総説・論文等は57編である。国外では,2012年にThe International Association of Dental Traumatology(IADT)が三編からなる診療ガイドラインを作成し,刊行誌であるDental Traumatologyに掲載した。これを受け2013年に,American Acad emy of Pediatric Dentistry(AAPD)は,その刊行誌であるPediatric DentistryにIADTの診療ガイドラインをAAPDの歯の診療ガイドラインとしてそのまま掲載した。そこで本稿では,日本小児歯科学会における歯の外傷に関するこれまでの報告等について集成し,診療ガイドライン作成の背景や意義を踏まえて検討するとともに,今後の方向性について考察を行った。 |
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ISSN: | 0583-1199 2186-5078 |
DOI: | 10.11411/jspd.55.3_331 |