Google Analyticsを用いて歯科医院のウェブサイトを分析することの有用性について

歯科医院のウェブページの訪問数がその歯科医院の新患数にどのように影響するかを調べる目的で,ウェブページで得られる情報をもとに歯科医院の現状を調査した。指定ページのアクセス等に関する様々な情報を集計するGoogle Analytics システムで,2012 年3 月から2014 年2 月までの2 年間の「ユーザーサマリーレポート」から,ウェブページの訪問数(セッション数),訪問者数(ユーザー),平均セッション時間,ウェブページの最初のページしか見なかったセッションの割合(直帰率)それぞれと,K 歯科医院のウェブページを見て来院した新患数との関連を調べた。その結果,2013 年3 月から2014...

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Veröffentlicht in:小児歯科学雑誌 2016/06/25, Vol.54(3), pp.377-383
Hauptverfasser: 畠田, 恵, 下岡, 絵里, 大野, 理恵, 小村, 隆志, 島田, 洋子, 橋田, 早苗, 杉山, 恵子, 鷲沢, 直也, 大嶋, 隆
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:歯科医院のウェブページの訪問数がその歯科医院の新患数にどのように影響するかを調べる目的で,ウェブページで得られる情報をもとに歯科医院の現状を調査した。指定ページのアクセス等に関する様々な情報を集計するGoogle Analytics システムで,2012 年3 月から2014 年2 月までの2 年間の「ユーザーサマリーレポート」から,ウェブページの訪問数(セッション数),訪問者数(ユーザー),平均セッション時間,ウェブページの最初のページしか見なかったセッションの割合(直帰率)それぞれと,K 歯科医院のウェブページを見て来院した新患数との関連を調べた。その結果,2013 年3 月から2014 年2 月の間のウェブページからの新患数とその6 ケ月前である2012 年9 月から2013 年8 月までの間のセッション数には負の相関が見られ,K 歯科医院のウェブページを始めた当初はそれがきっかけで来院した新患数は増加しているが,時間が経つにつれて,セッション数とユーザー数は増えているにもかかわらず,新患数は却って減少していた。また2012 年9 月以降,携帯機器からのアクセスの割合が増加し,一方でデスクトップパソコンからのアクセスの割合が減少していることと,直帰率が増加し,平均セッション時間が減少していることが明らかになった。
ISSN:0583-1199
2186-5078
DOI:10.11411/jspd.54.3_377