P-12 知的障害者更生施設入所者への長期口腔管理と今後の課題

【緒言】当院では, 平成12年から知的障害者更生施設入所者の口腔管理を行ってきた. 当初は, 齲蝕や歯周病治療等, 歯科治療を行うとともに施設職員への口腔衛生指導を徹底し, 入所者の口腔内環境の改善を図った. その後, 定期口腔管理と並行して, 入所者自身に対しての口腔管理自立訓練を継続している. しかし, 入所者の高齢化に伴い, 新たな課題も生じてきている. 今回は, これまでの事業の評価ならびに現在の入所者が抱えている問題を把握するために, 施設職員へのアンケートを行い, 今後の課題について検討したので報告した. 【対象ならびに方法】対象は, 鹿児島市の某知的障害者更生施設への入所者52名...

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Veröffentlicht in:小児歯科学雑誌 2012-03, Vol.50 (1), p.136-137
Hauptverfasser: 大内山晶子, 奥猛志, 井形紀子, 切手英理子, 新穂知子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【緒言】当院では, 平成12年から知的障害者更生施設入所者の口腔管理を行ってきた. 当初は, 齲蝕や歯周病治療等, 歯科治療を行うとともに施設職員への口腔衛生指導を徹底し, 入所者の口腔内環境の改善を図った. その後, 定期口腔管理と並行して, 入所者自身に対しての口腔管理自立訓練を継続している. しかし, 入所者の高齢化に伴い, 新たな課題も生じてきている. 今回は, これまでの事業の評価ならびに現在の入所者が抱えている問題を把握するために, 施設職員へのアンケートを行い, 今後の課題について検討したので報告した. 【対象ならびに方法】対象は, 鹿児島市の某知的障害者更生施設への入所者52名(男性38名, 女性14名)であり, 平均年齢は42歳(22~71歳)であった.
ISSN:0583-1199