P-13 骨性癒着により低位となった下顎第二乳臼歯のう蝕治療に対するイソライト・プラスの応用
【目的】イソライト・プラスは, ラバーダムとバキューム, ライト, バイトブロックの機能を兼ね備えた機器である. 小児歯科臨床ではラバーダム装置を用いることが多いが, その使用が困難な症例に遭遇することがある. 今回, アンキローシスにより低位になったと思われる下顎右側第二乳臼歯のう蝕治療に対してイソライト・プラスを用い, 良好な結果が得られたので報告する. 【症例】患児は5歳6ヶ月の女児で, 下顎右側第二乳臼歯の萌出遅延を主訴に来院した. 3歳頃より近医にて未萌出の下顎右側第二乳臼歯を経過観察してきたが, 2年半経過しても萌出せず, 紹介により来院に至った. 下顎右側第二乳臼歯咬合面は歯肉に...
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Veröffentlicht in: | 小児歯科学雑誌 2012-03, Vol.50 (1), p.113-113 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】イソライト・プラスは, ラバーダムとバキューム, ライト, バイトブロックの機能を兼ね備えた機器である. 小児歯科臨床ではラバーダム装置を用いることが多いが, その使用が困難な症例に遭遇することがある. 今回, アンキローシスにより低位になったと思われる下顎右側第二乳臼歯のう蝕治療に対してイソライト・プラスを用い, 良好な結果が得られたので報告する. 【症例】患児は5歳6ヶ月の女児で, 下顎右側第二乳臼歯の萌出遅延を主訴に来院した. 3歳頃より近医にて未萌出の下顎右側第二乳臼歯を経過観察してきたが, 2年半経過しても萌出せず, 紹介により来院に至った. 下顎右側第二乳臼歯咬合面は歯肉に覆われていたが, 歯肉部に点状の小窩を認め, 咬合面に向かっていた. エックス線診査では, 患歯の咬合面に歯髄に近接する透過像を認めた. 患歯は骨性癒着により低位になったと考え, 本院口腔外科に抜歯を依頼した. |
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ISSN: | 0583-1199 |