P-5 混合歯列期に管理を行った叢生と下顎後退を伴う骨格性II級の1例

【症例】患児は9歳8ヶ月の男子, 主訴は上顎前歯の突出感である. 上下顎歯列弓狭窄と上下顎前歯部叢生, 頤の後退およびLip closeの不良が著明であった. 側方セファロ(Ricketts)分析の要約は, 顔面形態Mesio facial typeであり, 骨格性II級(Corpus Length 54.9mm, Convexity 7.2mm)を示した. 石膏模型所見ではOJ9.6mm, OB5.5mmであり, 乳犬歯位置関係は左右側ともにAngle II級, 上顎左右第一大臼歯はまだ未萌出であり, 第二乳臼歯咬合関係は左右側ともにvertical step typeであった. 【治療方針...

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Veröffentlicht in:小児歯科学雑誌 2012-03, Vol.50 (1), p.93-94
Hauptverfasser: 鬼頭秀明, 渡部妙子, 大黒智子, 渡辺宣子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【症例】患児は9歳8ヶ月の男子, 主訴は上顎前歯の突出感である. 上下顎歯列弓狭窄と上下顎前歯部叢生, 頤の後退およびLip closeの不良が著明であった. 側方セファロ(Ricketts)分析の要約は, 顔面形態Mesio facial typeであり, 骨格性II級(Corpus Length 54.9mm, Convexity 7.2mm)を示した. 石膏模型所見ではOJ9.6mm, OB5.5mmであり, 乳犬歯位置関係は左右側ともにAngle II級, 上顎左右第一大臼歯はまだ未萌出であり, 第二乳臼歯咬合関係は左右側ともにvertical step typeであった. 【治療方針と経過】I期治療として, 上顎歯列弓拡大および上下顎前歯部の位置的な整復を目的として, 上顎に可撤式床装置(切歯斜面版, 拡大ネジ付き)を装着した.
ISSN:0583-1199