P-12 悪性腫瘍患児の口腔額域に対する放射線防護装置に関する研究 第3報:新たな電子線発生装置での減衰率測定
【目的】小児に対する腫瘍治療の晩期合併症として, 永久歯の歯牙欠如等の形成障害が報告されている. 我々はこれらの予防を目的に, 放射線防護装置(以下, アテニュエーター)の開発を行い, その素材に適した材料を求めて電子線遮蔽能力を分析してきた. この度, 計測用電子線発生装置が更新された. そこで, 最新の治療法に適した電子線防護法を確立する目的で, 新たな装置による材料の電子線減衰率を測定し, 旧機種との比較を行なったので報告する. 【材料ならびに方法】測定は, 電子線発生装置を使用した. 計測装置として, 上下タフウオーターファントム間に防護装置に相当する試料を配置し, 材料各種の電子線減...
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Veröffentlicht in: | 小児歯科学雑誌 2012-03, Vol.50 (1), p.88-89 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】小児に対する腫瘍治療の晩期合併症として, 永久歯の歯牙欠如等の形成障害が報告されている. 我々はこれらの予防を目的に, 放射線防護装置(以下, アテニュエーター)の開発を行い, その素材に適した材料を求めて電子線遮蔽能力を分析してきた. この度, 計測用電子線発生装置が更新された. そこで, 最新の治療法に適した電子線防護法を確立する目的で, 新たな装置による材料の電子線減衰率を測定し, 旧機種との比較を行なったので報告する. 【材料ならびに方法】測定は, 電子線発生装置を使用した. 計測装置として, 上下タフウオーターファントム間に防護装置に相当する試料を配置し, 材料各種の電子線減衰率を測定した. 遮蔽材として, 鉛に類似した遮蔽能力を持つタングステンシート(以下, TS)と鉛板を用いた. 前報までにTS1.0mmで鉛板2.0mmに近い良好な減衰率を得たので, 本実験ではTS2.0mmを追加した. |
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ISSN: | 0583-1199 |