更新-1 機能矯正装置バイオネーターにより改善した上顎前突症例について

【緒言】最近, 過蓋咬合あるいは上顎前突のお子さんを多くみかけるようになった. 当院ではこのようなお子さん達に「早期矯正」として, 機能矯正装置を使用した治療を行なっている. 今回吸指癖による上顎前突を呈した症例をバイオネーターにて改善したので, 報告する. 【症例】患児は3歳5か月より当院にて定期的に口腔内管理を行っていたが, 吸指癖による上顎前突を呈していたため, 5歳11か月の時, 習癖防止装置を装着し, MFTを行なうもあまり成果があがらなかった. 6歳8か月の時当院での機能矯正装置による治療を勧めたのだが, 他院にて上下拡大床を装着し治療を開始した. その後治療があまりうまくいかずに...

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Veröffentlicht in:小児歯科学雑誌 2012-03, Vol.50 (1), p.77-77
1. Verfasser: 石川亮子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【緒言】最近, 過蓋咬合あるいは上顎前突のお子さんを多くみかけるようになった. 当院ではこのようなお子さん達に「早期矯正」として, 機能矯正装置を使用した治療を行なっている. 今回吸指癖による上顎前突を呈した症例をバイオネーターにて改善したので, 報告する. 【症例】患児は3歳5か月より当院にて定期的に口腔内管理を行っていたが, 吸指癖による上顎前突を呈していたため, 5歳11か月の時, 習癖防止装置を装着し, MFTを行なうもあまり成果があがらなかった. 6歳8か月の時当院での機能矯正装置による治療を勧めたのだが, 他院にて上下拡大床を装着し治療を開始した. その後治療があまりうまくいかずに再び来院し, 7歳2か月の時精密検査を行なった. 全身所見:良好で特記事項なし 家族歴:弟が過蓋咬合 既往歴:中耳炎, アレルギー性鼻炎, 蓄膿症 顔貌所見:正貌 左右非対称で, 口唇閉鎖時, 嚥下時にオトガイ筋の緊張有側貌 下顎の後退感
ISSN:0583-1199