5 爪かみの中止支援 ―7歳11か月の下顎前突の女児(症例2)
症例2: 患児:M.S. 女児 初診:2003年2月(7歳11か月) 主訴:虫歯の治療(LE保隙希望) 現症:Oral Habits(爪かみ)を伴う反対咬合 既往歴:痙攣の既往あり 家族歴:特記事項なし 現病歴:他医院でう蝕のためLE保存不可能と指摘. 紹介され2003年2月1日当院受診. 初診時, 爪かみおよび夜尿を行っていた. 受診半年前, 両親が離婚. 夜尿は毎日続き, 患児は心に大きな問題を抱えていた. 家庭での癒しの場がないと考え, 医院が癒しの場となるよう患児をサポートしながらOral Habits中止支援をおこなった. 治療経過: 症例2のまとめ:反対咬合は改善したものの, 爪か...
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Veröffentlicht in: | 小児歯科学雑誌 2009, Vol.47 (1), p.180-181 |
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Hauptverfasser: | , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 症例2: 患児:M.S. 女児 初診:2003年2月(7歳11か月) 主訴:虫歯の治療(LE保隙希望) 現症:Oral Habits(爪かみ)を伴う反対咬合 既往歴:痙攣の既往あり 家族歴:特記事項なし 現病歴:他医院でう蝕のためLE保存不可能と指摘. 紹介され2003年2月1日当院受診. 初診時, 爪かみおよび夜尿を行っていた. 受診半年前, 両親が離婚. 夜尿は毎日続き, 患児は心に大きな問題を抱えていた. 家庭での癒しの場がないと考え, 医院が癒しの場となるよう患児をサポートしながらOral Habits中止支援をおこなった. 治療経過: 症例2のまとめ:反対咬合は改善したものの, 爪かみは2008年9月現在継続中であった. 夜尿については, 11歳1か月まで継続した. 当然であるが, 子どもは心と体が一緒に成長発達する. 心に問題がある男児に対しては成長発達しきれない部分を医院で支えることで, 今後患児の自立を待ちたい. |
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ISSN: | 0583-1199 |