B-7 Hellman Dental Age IIIAで上顎右側中切歯埋伏を歯列矯正の一期治療とともに牽引誘導した症例
小児歯科診療で口腔内検査でレントゲン写真を撮影し, 埋伏歯を見つける機会は多い. この時埋伏歯だけでなく他にも問題を抱えている事が多い. 今回, ヘルマンデンタルエイジIIIAで1」埋伏の他, 2」先天性欠如, 1」部に過剰歯, 咬合関係はC」C┐でクロスバイトのAngle Class Iの患児に埋伏歯の牽引誘導と同時に歯列矯正の一期治療を行った症例を提示する. 該当歯は6歳より管理し萌出障害の原因と考える幾つかを排除したが変化なかった. そこで9歳1か月ヘルマンデンタルエイジIIIAにて牽引誘導のための診療資料を作成した. 内容は, 顔貌写真・頭部エックス線規格写真・CT画像・スタディーモデ...
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Veröffentlicht in: | 小児歯科学雑誌 2006, Vol.44 (1), p.117-117 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 小児歯科診療で口腔内検査でレントゲン写真を撮影し, 埋伏歯を見つける機会は多い. この時埋伏歯だけでなく他にも問題を抱えている事が多い. 今回, ヘルマンデンタルエイジIIIAで1」埋伏の他, 2」先天性欠如, 1」部に過剰歯, 咬合関係はC」C┐でクロスバイトのAngle Class Iの患児に埋伏歯の牽引誘導と同時に歯列矯正の一期治療を行った症例を提示する. 該当歯は6歳より管理し萌出障害の原因と考える幾つかを排除したが変化なかった. そこで9歳1か月ヘルマンデンタルエイジIIIAにて牽引誘導のための診療資料を作成した. 内容は, 顔貌写真・頭部エックス線規格写真・CT画像・スタディーモデルである. 「診断」:上顎右側中切歯埋伏を伴う両顎前突その他の特徴として上顎歯列弓の狭窄がある「治療方針」:一期治療で, 上顎歯列弓の拡大と埋伏歯の牽引誘導を行う. CT画像より埋伏歯は周囲の状況から, 一度口蓋側に萌出させその後唇側に移動させる. 二期治療はヘルマンデンタルエイジIVAより考慮する 以上の方針で治療を開始した. (1)牽引用フックをロー着したラピッド・パラタル・エクスパンジョンを上顎に装着し拡大を行う. (2)埋伏歯に牽引用ボタンを接着し牽引を開始する. (3)口蓋側に萌出したら, 前歯と側方歯にブラケットを接着しワイヤーにて歯根を口蓋側に歯冠を唇側に移動し前歯部を整える. 「結果」:該当歯を正常な位置に誘導できた. 「考察」:1. 長期観察すると早期に萌出異常を発見でき, 適切な時期に萌出誘導が行える. 2. CT画像診断は, 牽引誘導する歯の位置・歯根状態と周辺状況を正確にとらえ, 適切な時期・誘導方法を決定でき有効である. |
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ISSN: | 0583-1199 |