小児の不正咬合に関する意識調査: 乳歯列期について

乳歯列期の不正咬合に対する保護者の認識を明確にするため,Hellmanの咬合発育段階II A期93名の園児と保護者を対象に,園児の咬合状態の調査と保護者に子どもの不正咬合に関する質問紙調査を行い,以下の知見を得た. 1.不正咬合の発現頻度は,64.5%であった. 2.子どもの不正咬合を気にしている保護者は,32.3%であり,最も気にしているのは,「上顎前突」,「開咬」であり,前歯部の不正咬合は比較的認識されやすいと考えられた. 3.不正咬合の治療に対する不安は「費用」,「期間」に関することが多かった. 4.歯科医師と保護者の不正咬合に対する認識の一致率は低かった....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:小児歯科学雑誌 2003/09/25, Vol.41(4), pp.688-693
Hauptverfasser: 相澤, 節世, 小野, 俊朗, 稲掛, 望, 吉田, 良成, 鬼頭, 佳子, 神谷, 省吾, 土屋, 友幸
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:乳歯列期の不正咬合に対する保護者の認識を明確にするため,Hellmanの咬合発育段階II A期93名の園児と保護者を対象に,園児の咬合状態の調査と保護者に子どもの不正咬合に関する質問紙調査を行い,以下の知見を得た. 1.不正咬合の発現頻度は,64.5%であった. 2.子どもの不正咬合を気にしている保護者は,32.3%であり,最も気にしているのは,「上顎前突」,「開咬」であり,前歯部の不正咬合は比較的認識されやすいと考えられた. 3.不正咬合の治療に対する不安は「費用」,「期間」に関することが多かった. 4.歯科医師と保護者の不正咬合に対する認識の一致率は低かった.
ISSN:0583-1199
2186-5078
DOI:10.11411/jspd1963.41.4_688