歯科恐怖に関する研究: 第1報Dental Fear Surveyを用いた調査

今回我々は,本邦における歯科恐怖症の判断基準を設定することを目的に,日本人一般青年231名(平均年齢195歳)に対し歯科恐怖に関するアンケートDFSを行い以下のような結論を得た. 1.DFS値は男子44.09,女子46.24で過去の報告同様,女子の方が高い傾向を示し,その得点分布については諸外国とほぼ同様の結果が得られた.よって今後この日本語版DFSを,歯科恐怖のスクリーニング調査として用いても差し支えないものと思われた. 2.歯科に対して抱く印象を正,および負に大別し,DFS値の相違を検討したところ,正の印象を有する者(33.9点)に対し,負の印象を有する者(54.5点)は有意に高い値を示し...

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Veröffentlicht in:小児歯科学雑誌 2001/09/25, Vol.39(4), pp.865-871
Hauptverfasser: 佐野, 富子, 田邊, 義浩, 野田, 忠
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:今回我々は,本邦における歯科恐怖症の判断基準を設定することを目的に,日本人一般青年231名(平均年齢195歳)に対し歯科恐怖に関するアンケートDFSを行い以下のような結論を得た. 1.DFS値は男子44.09,女子46.24で過去の報告同様,女子の方が高い傾向を示し,その得点分布については諸外国とほぼ同様の結果が得られた.よって今後この日本語版DFSを,歯科恐怖のスクリーニング調査として用いても差し支えないものと思われた. 2.歯科に対して抱く印象を正,および負に大別し,DFS値の相違を検討したところ,正の印象を有する者(33.9点)に対し,負の印象を有する者(54.5点)は有意に高い値を示した(p
ISSN:0583-1199
2186-5078
DOI:10.11411/jspd1963.39.4_865