超・極低出生体重児の吸啜および咀嚼機能の発達: アンケート調査結果
超・極低出生体重児(1000gおよび1500g未満)は,出生後保育器内で全身管理下におかれ経管栄養の期間が数か月と長期にわたるため,歯列を含めた口腔および顎顔面の形態,吸啜・咀嚼機能の発達に多大な影響をおよぼすことが推測される.そこで,満期正常出生児と超・極低出生体重児の吸啜と摂食機能の発達に差があるか否かを検討する目的で,低出生体重児の母親が自覚している吸啜・咀嚼機能の問題についてアンケート調査を行った. その結果,吸啜の問題としては超・極低出生体重児に授乳時に困ったことのある割合が高く,咀嚼の問題としては,偏食が多い,硬い食品を好まない,咀嚼した後飲み込めずに吐き出す,食べこぼしなどが多か...
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Veröffentlicht in: | 小児歯科学雑誌 2001/03/25, Vol.39(1), pp.198-205 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 超・極低出生体重児(1000gおよび1500g未満)は,出生後保育器内で全身管理下におかれ経管栄養の期間が数か月と長期にわたるため,歯列を含めた口腔および顎顔面の形態,吸啜・咀嚼機能の発達に多大な影響をおよぼすことが推測される.そこで,満期正常出生児と超・極低出生体重児の吸啜と摂食機能の発達に差があるか否かを検討する目的で,低出生体重児の母親が自覚している吸啜・咀嚼機能の問題についてアンケート調査を行った. その結果,吸啜の問題としては超・極低出生体重児に授乳時に困ったことのある割合が高く,咀嚼の問題としては,偏食が多い,硬い食品を好まない,咀嚼した後飲み込めずに吐き出す,食べこぼしなどが多かった.その他の問題としては,おしゃぶりの使用頻度が高く,言語の発達遅滞を感じていることが明らかとなった. |
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ISSN: | 0583-1199 2186-5078 |
DOI: | 10.11411/jspd1963.39.1_198 |