フィブリン製剤ボルヒール®の生活歯髄切断法における止血効果と歯髄治癒形態に関する病理,免疫組織学的研究

生活歯髄切断法で遭遇する止血困難な症例に対し,既親和性を有す存の方法や薬剤の欠点を補う製剤として,生体るフィブリン製剤ボルヒール®(以下BHとする)に着目した。雑種幼犬15頭の幼若永久歯を生活歯髄切断し,綿球止血を対照群A,BH止血を実験群Bとし,Ca(OH)2製剤カルビタール®(以下CVとする)を包摂した。またBH単独の実験群Cを設けた。症例数193歯,観察期間3,7,14,30,60日で,止血効果と治癒経過の病理,免疫組織学的な検討を行った。 1)止血効果はBHが綿球より有意に高く(p...

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Veröffentlicht in:小児歯科学雑誌 2000/03/25, Vol.38(1), pp.155-187
Hauptverfasser: 廣田, 陽出代, 後藤, 讓治
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:生活歯髄切断法で遭遇する止血困難な症例に対し,既親和性を有す存の方法や薬剤の欠点を補う製剤として,生体るフィブリン製剤ボルヒール®(以下BHとする)に着目した。雑種幼犬15頭の幼若永久歯を生活歯髄切断し,綿球止血を対照群A,BH止血を実験群Bとし,Ca(OH)2製剤カルビタール®(以下CVとする)を包摂した。またBH単独の実験群Cを設けた。症例数193歯,観察期間3,7,14,30,60日で,止血効果と治癒経過の病理,免疫組織学的な検討を行った。 1)止血効果はBHが綿球より有意に高く(p
ISSN:0583-1199
2186-5078
DOI:10.11411/jspd1963.38.1_155