A-7 当地域開業医における学校歯科及び保健活動の現状
今回演者等は, 当地域の開業医に対して行ったアンケート調査の集計を元に, 学校歯科及び地域保健活動に関するひとつの指標として, その参加状況や意識について報告した. アンケートの調査対象は, 97年3月に開催された茨城県歯科医学会に参加した開業医271名であり, その有効回答数は141名であった. 結果及びまとめ 1)学校歯科への従事率は64.5%であり, 年代別にみると40代以上において従事率が高く, 新規開業が多いと思われる30代以下では従事率が少ない傾向にあった. 2)学校歯科への従事希望率は, 61.7%であり, 年代別では, 30代40代で, 従事を希望する者が多い傾向にあった. 3...
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Veröffentlicht in: | 小児歯科学雑誌 1999, Vol.37 (1), p.212-213 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 今回演者等は, 当地域の開業医に対して行ったアンケート調査の集計を元に, 学校歯科及び地域保健活動に関するひとつの指標として, その参加状況や意識について報告した. アンケートの調査対象は, 97年3月に開催された茨城県歯科医学会に参加した開業医271名であり, その有効回答数は141名であった. 結果及びまとめ 1)学校歯科への従事率は64.5%であり, 年代別にみると40代以上において従事率が高く, 新規開業が多いと思われる30代以下では従事率が少ない傾向にあった. 2)学校歯科への従事希望率は, 61.7%であり, 年代別では, 30代40代で, 従事を希望する者が多い傾向にあった. 3)明確な意志として学校歯科へ従事したくないと回答した者が, 40代以上において比率が増加している傾向にあった. 4)学校歯科医であるにもかかわらず, 従事したくないが9.8%存在し, 分からないも含めた消極的なものが約35%であった. 5)1.6歳, 3歳児などの検診や休日診療などの地域保健活動への従事率は, 69.5%であり年代別にみると40代の従事率が多いが, 各年代において参加していた. 6)保健活動への従事希望率は62.4%であり, 40代より若い世代において従事希望率が高い傾向にあった. 7)小児歯科標榜グループにおいても, 学校歯科及び地域保健活動への従事に対して消極的な回答もあった. これらの活動は地域的な条件や格差はあると思われるが, 今後の課題として, 消極的な従事者から積極的希望者へのスムーズな移行が可能となる機構が, 行政歯科医師会レベルにおいて行われる事が地域の保健活動には必要ではないかと思われる. |
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ISSN: | 0583-1199 |