デンタルプレスケール®を用いた小児の咬合圧検査の再現性について

デンタルプレスケールを用いて小児の咬合圧を測定する際に,小児が咬頭嵌合位にて確実に最大咬合力を発揮できたのかどうか疑問である.そこで,携帯型1チャンネル筋電計をモニターとして使用し,小児が測定時に確実に最大咬合力を出したかどうか確認する簡便な手段を考案して,小児10名(男児5名,女児5名)に対しその方法の適応を試みた.そして,筋電計をモニターとして使用する方法と通常のプレスケール単独使用法とを比較し,以下の結論を得た. 1.筋電計をモニターとして使用した場合,プレスケール単独の方法より咬合接触面積および咬合力は有意に増加した. 2.再現性について,筋電計をモニターとして使用する方法がプレスケー...

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Veröffentlicht in:小児歯科学雑誌 1997/06/25, Vol.35(3), pp.499-504
Hauptverfasser: 齋藤, 亮, 大間, 範子, 飯島, 英世, 三輪, 全三, 小野, 芳明, 高木, 裕三
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:デンタルプレスケールを用いて小児の咬合圧を測定する際に,小児が咬頭嵌合位にて確実に最大咬合力を発揮できたのかどうか疑問である.そこで,携帯型1チャンネル筋電計をモニターとして使用し,小児が測定時に確実に最大咬合力を出したかどうか確認する簡便な手段を考案して,小児10名(男児5名,女児5名)に対しその方法の適応を試みた.そして,筋電計をモニターとして使用する方法と通常のプレスケール単独使用法とを比較し,以下の結論を得た. 1.筋電計をモニターとして使用した場合,プレスケール単独の方法より咬合接触面積および咬合力は有意に増加した. 2.再現性について,筋電計をモニターとして使用する方法がプレスケール単独の方法より優れていた. 3.小児において,筋電計のレベルランプは視覚的フィードバックとして咬合力の増加に役立つことが示唆された. 4.以上から,小児ではデンタルプレスケール使用時に筋電計をモニターとして使用する方法が,有効であると考えられた.
ISSN:0583-1199
2186-5078
DOI:10.11411/jspd1963.35.3_499