Di George症候群の一症例の口腔内所見について
今回我々は,Di George症候群の1症例に遭遇したので,その口腔内所見について報告した. 1)患児は3歳11か月の男児であった. 2)全身所見として,発育が1年程遅れているようであった. 3)口腔内所見として,全ての乳歯に部分的なエナメル質形成不全が認められた.エックス線所見においては,異常所見は認められなかった. 4)エナメル質形成不全は,副甲状腺機能低下症による血清カルシウム濃度の低下が関与していると思われた. 5)エナメル質形成不全は,全身状態の回復により改善していた....
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Veröffentlicht in: | 小児歯科学雑誌 1995/12/25, Vol.33(5), pp.1109-1116 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 今回我々は,Di George症候群の1症例に遭遇したので,その口腔内所見について報告した. 1)患児は3歳11か月の男児であった. 2)全身所見として,発育が1年程遅れているようであった. 3)口腔内所見として,全ての乳歯に部分的なエナメル質形成不全が認められた.エックス線所見においては,異常所見は認められなかった. 4)エナメル質形成不全は,副甲状腺機能低下症による血清カルシウム濃度の低下が関与していると思われた. 5)エナメル質形成不全は,全身状態の回復により改善していた. |
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ISSN: | 0583-1199 2186-5078 |
DOI: | 10.11411/jspd1963.33.5_1109 |