各種齲蝕活動性試験法の臨床的比較: 第2報 検体採取条件との関係

口腔清掃状態,食後経過時間,ブラッシング後経過時間,歯磨剤使用の有無が齲蝕活動性試験結果に及ぼす影響について調査した. 調査の対象は,3歳から17歳6カ月(平均年齢7歳3カ月)の小児100名(男児49名,女児51名)である.齲蝕活動性試験法としては,ミューカウント,RDテスト“昭和”,カリオスタットTMを用いた. 調査の結果,下記の結論を得た. 1.口腔清掃状態が齲蝕活動性試験結果に及ぼす影響については,カリオスタット48時間値のみに影響がみられた. 2.ブラッシング後経過時間が齲蝕活動性試験結果に及ぼす影響については,カリオスタット48時間値のみに影響がみられた. 3.食後経過時間とブラッシ...

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Veröffentlicht in:小児歯科学雑誌 1991/09/25, Vol.29(3), pp.560-568
Hauptverfasser: 細矢, 由美子, 安藤, 匡子, 高風, 亜由美, 池田, 靖子, 加島, 知恵子, 後藤, 讓治
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:口腔清掃状態,食後経過時間,ブラッシング後経過時間,歯磨剤使用の有無が齲蝕活動性試験結果に及ぼす影響について調査した. 調査の対象は,3歳から17歳6カ月(平均年齢7歳3カ月)の小児100名(男児49名,女児51名)である.齲蝕活動性試験法としては,ミューカウント,RDテスト“昭和”,カリオスタットTMを用いた. 調査の結果,下記の結論を得た. 1.口腔清掃状態が齲蝕活動性試験結果に及ぼす影響については,カリオスタット48時間値のみに影響がみられた. 2.ブラッシング後経過時間が齲蝕活動性試験結果に及ぼす影響については,カリオスタット48時間値のみに影響がみられた. 3.食後経過時間とブラッシング時の歯磨剤使用の有無は,今回用いた齲蝕活動性試験のいずれの結果にも影響を与えなかった.
ISSN:0583-1199
2186-5078
DOI:10.11411/jspd1963.29.3_560