味覚生理学最近の進歩 -小児の味の好き嫌い形成機序を考える

私が専門としている口腔生理学の立場から小児歯科学会の皆様に少しでもお役に立つ話題として何がよいかを考えてみました. 生体の機能を重視する立場から歯科医療全般についての新らしき考え方を取りあげることが1つの課題であります. 次に皆さんは小児を対象とした医療に従事しておられるので小児に関する問題を取りあげることにしました. 特に主題の味覚生理学最近の進歩については幸い私も間接的に関係しました科学映画がありますのでこれを最後に供覧したいと思います. 講演内容は次の6項目からなっておりますが個々別々ではなく1つの流れに乗っていると御理解下さい. 1. はじめに 歯科医学, 歯科医療に対する考え方を時代...

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1. Verfasser: 可村洋二郎
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:私が専門としている口腔生理学の立場から小児歯科学会の皆様に少しでもお役に立つ話題として何がよいかを考えてみました. 生体の機能を重視する立場から歯科医療全般についての新らしき考え方を取りあげることが1つの課題であります. 次に皆さんは小児を対象とした医療に従事しておられるので小児に関する問題を取りあげることにしました. 特に主題の味覚生理学最近の進歩については幸い私も間接的に関係しました科学映画がありますのでこれを最後に供覧したいと思います. 講演内容は次の6項目からなっておりますが個々別々ではなく1つの流れに乗っていると御理解下さい. 1. はじめに 歯科医学, 歯科医療に対する考え方を時代の推移に応じて改めるべきであるが, それは何故であり, どのように改めるべきであるのか. それは病や死を主体的に念頭にした消極的考え方からら, 生を主体的に考えた健康保持と云う積極的考え方に転換すべきである. 2. 口の機能の人間生活における大切さの再認識 3. 味覚生理学研究の現況 食品について考慮すべき諸問題とは. 4. 味についての好き嫌いと食生活 小児の食生活に関連した生体機序を知るために. 5. うま味についての映画供覧6, まとめ 人々の口の健康を積極的に保持させるためには, 学習が極めて大切であり, そのための組織だったまた系統的指導法の確立が必要である.
ISSN:0583-1199