空隙分析器(Mixed Dentition Analyzer)の試作と応用
未萌出永久側方歯の幅径を歯列模型から予測する場合,一般的に小野の回帰方程式あるいはMoyersの推定値を用いることが多い.そこで,これらの値をもとに永久側方歯萌出空隙量の分析を行なう簡易な空隙分析器を試作したので,その使用方法を紹介する.また,従来までの方法,すなわち副尺付ノギスとポケット型計算器を組み合せて分析した場合と,この空隙分析器を用いた場合との間で,所要時間および誤差の比較検討を行なった. 分析結果については両者間に大きな差はないと思われたが,分析に要する時間は著明に短縮し,Hellman IIIA期の歯列模型を用意すれば,即座に空隙量を求めることができるから,空隙分析器の臨床的実用...
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Veröffentlicht in: | 小児歯科学雑誌 1984/09/25, Vol.22(3), pp.706-711 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 未萌出永久側方歯の幅径を歯列模型から予測する場合,一般的に小野の回帰方程式あるいはMoyersの推定値を用いることが多い.そこで,これらの値をもとに永久側方歯萌出空隙量の分析を行なう簡易な空隙分析器を試作したので,その使用方法を紹介する.また,従来までの方法,すなわち副尺付ノギスとポケット型計算器を組み合せて分析した場合と,この空隙分析器を用いた場合との間で,所要時間および誤差の比較検討を行なった. 分析結果については両者間に大きな差はないと思われたが,分析に要する時間は著明に短縮し,Hellman IIIA期の歯列模型を用意すれば,即座に空隙量を求めることができるから,空隙分析器の臨床的実用性は高いものと思われた. |
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ISSN: | 0583-1199 2186-5078 |
DOI: | 10.11411/jspd1963.22.3_706 |