98 未萌出歯の大きさの予測にパントモを用いた場合の精度について

X線像および, 同時に採得された歯列模型を用いて, 未萌出永久歯の近遠心径を予測することが可能と思われる. すなわち, 幾何学的条件により後継永久歯の近遠心径を予測するものであり, 乳歯と永久歯の大きさの相関関係とは全く無関係のものであれ. 我々は, オルソパントモグラフによるX線像を用いて未萌出後継永久歯の近遠心径の大きさの予測を行ない, これを萌出後の実測値と比較することにより, 予測の精度を調べた. 対象は, 九州大学歯学部附属病院小児歯科外来を訪れた小児31名の未萌出歯60歯で, その内訳は, 切歯25歯, 小臼歯25歯, 犬歯10歯であった. 測定は2人の測定者で行なった. 予測値の...

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Veröffentlicht in:小児歯科学雑誌 1982, Vol.20 (2), p.352-352
Hauptverfasser: 成瀬敏彦, 田北恵子, 中野育子, 浜野良彦, 中田稔
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:X線像および, 同時に採得された歯列模型を用いて, 未萌出永久歯の近遠心径を予測することが可能と思われる. すなわち, 幾何学的条件により後継永久歯の近遠心径を予測するものであり, 乳歯と永久歯の大きさの相関関係とは全く無関係のものであれ. 我々は, オルソパントモグラフによるX線像を用いて未萌出後継永久歯の近遠心径の大きさの予測を行ない, これを萌出後の実測値と比較することにより, 予測の精度を調べた. 対象は, 九州大学歯学部附属病院小児歯科外来を訪れた小児31名の未萌出歯60歯で, その内訳は, 切歯25歯, 小臼歯25歯, 犬歯10歯であった. 測定は2人の測定者で行なった. 予測値の算定には次の式を用いた. Ap=A'B/B' Ap:後継永久歯の近遠心径予測値 A:後継永久歯の近遠心径(X線像上) B:パラメーターの近遠心径(模型上) B:パラメーターの近遠心径(X線像上) なお, パラメーターは, 乳歯および乳歯喪失空隙部の近遠心径である.
ISSN:0583-1199