1「倉敷子供の歯を守る会」を実践して -第2報
倉敷「子供の歯を守る会」が結成されて5年目を迎えますが, その間貴重な教訓を得てきたのでその報告とともに, その教訓をふまえて, 55年1, 2, 月(1/17~3/1)にとりくまれた強化月間の成果を報告します. 「守る会」運動を実践して, 次の3つの教訓を得ました. 1. 社会的矛盾(小児をみてくれる歯科医が少ない)の高まりとともに, それに対する親の不満がおこり, 全国に「守る会」運動が広がっていった. また私たちはそれに適切に対処していき, 水島においても「守る会」が発展していった. 2. 不況の中で受診抑制の傾向が強まり, 歯科医が患者不足という中で, 子供をみだした. しかし, 子供...
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Veröffentlicht in: | 小児歯科学雑誌 1980, Vol.18 (2), p.452-452 |
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Hauptverfasser: | , , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 倉敷「子供の歯を守る会」が結成されて5年目を迎えますが, その間貴重な教訓を得てきたのでその報告とともに, その教訓をふまえて, 55年1, 2, 月(1/17~3/1)にとりくまれた強化月間の成果を報告します. 「守る会」運動を実践して, 次の3つの教訓を得ました. 1. 社会的矛盾(小児をみてくれる歯科医が少ない)の高まりとともに, それに対する親の不満がおこり, 全国に「守る会」運動が広がっていった. また私たちはそれに適切に対処していき, 水島においても「守る会」が発展していった. 2. 不況の中で受診抑制の傾向が強まり, 歯科医が患者不足という中で, 子供をみだした. しかし, 子供をとりまく環境の変化とともに子供の発育成長にも大きな変化がおこり, 子供の歯どころではないという中で, 「守る会」運動が停滞していった. 3. そのような中で前進しようとするなら, 私たちは例外的なエネルギーを投入しなければならない. 以上の教訓をふまえ, 1, 2月の強化月間がとりくまれましたが, 233人の会員と44人の事務局員が参加しました. また2地域で会が発足, 31人が新入会しました. それらを通じて「親の歯の健康も守っていきたい」「子供の全身面での発育成長も守っていきたい」という要求に応えていくためにも, 「守る会」運動が子供の歯だけでなく, 親の歯もあるいは子供をどのように守っていくのかという新しい局面を迎えているようです. まだまだ事務局体制の強化, 地域の活動家の育成などたくさんの問題をかかえていますが, 地域の母親といっしょになって, 医療生活協同組合の「みんなの手で健康を守っていく」という運動とも結びついていく, この新たな「守る会」運動にとりくんでいくつもりです. |
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ISSN: | 0583-1199 |