人間ドック受診者において本態性高血圧に呼吸機能低下が及ぼす影響について

「要約」 目的:呼吸機能低下と心血管系疾患の関連は以前より報告があるが, 原因の詳細は明らかではない. 今回, 人間ドック受診者の呼吸機能低下と高血圧の関連について経年的に検討した. 方法:1997年に当センターで人間ドックを受診し, 高血圧がなく1998年から2006年までに最低1回は人間ドックを再受診した男性2,643例を対象とし, 2006年までに高血圧が生じたかどうかを目的変数, 1997年の各因子を説明変数とし検討した. 高血圧の基準は収縮期血圧140mmHg以上か拡張期血圧90mmHg以上, あるいは降圧剤を投与されている例を高血圧ありとした. 因子は年齢(50歳未満と以上), B...

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Veröffentlicht in:人間ドック 2014, Vol.29 (5), p.702-707
Hauptverfasser: 天川和久, 荒瀬康司, 大本由樹, 辻裕之, 有元佐多雄, 小川恭子, 加藤久人, 神野豊久, 有賀明子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要約」 目的:呼吸機能低下と心血管系疾患の関連は以前より報告があるが, 原因の詳細は明らかではない. 今回, 人間ドック受診者の呼吸機能低下と高血圧の関連について経年的に検討した. 方法:1997年に当センターで人間ドックを受診し, 高血圧がなく1998年から2006年までに最低1回は人間ドックを再受診した男性2,643例を対象とし, 2006年までに高血圧が生じたかどうかを目的変数, 1997年の各因子を説明変数とし検討した. 高血圧の基準は収縮期血圧140mmHg以上か拡張期血圧90mmHg以上, あるいは降圧剤を投与されている例を高血圧ありとした. 因子は年齢(50歳未満と以上), BMI(23未満と以上), 正常高値血圧の有無, 脂質異常の有無(中性脂肪150mg/dL以上かHDL-C40未満かnon-HDL-C150mg/dL以上, あるいは高脂血症治療薬を投与されている例を異常あり), 糖尿病の有無(空腹時血糖126mg/dL以上か糖尿病治療薬を投与されている例をあり), 飲酒歴の有無(週ビール6本相当以上をあり), 喫煙歴の有無(喫煙経験者をあり), %1秒量(%FEV1:98以上と未満)とし, ロジスティックモデルを用いた単変量および多変量解析を行いp
ISSN:1880-1021