人間ドック受診者の満足度調査と導かれた改善事項 -健診と診療連携における当日の受診案内書発行

目的:アンケート形式による満足度調査を施行し,その評価と改善事項につき検討した. 方法:2012年2月から2013年3月,宇治武田病院健診センターの人間ドック受診者1,353名全員に対し,健診終了後にアンケート用紙への満足度評価と意見の記載を依頼し,結果を毎月集計して健診職員に周知した. 結果:1,231名(回収率91.0%)の回答から,検査の待ち時間を除き,事務職員の対応や医師・看護師の説明,健診の環境などにおいて高い満足度評価を得た.電子カルテによる診療部門と,健診部門の情報共有に関する高い評価をさらに高めるために,電子カルテに連動した要受診判定者に対する“当日の受診案内書の発行”という,...

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Veröffentlicht in:人間ドック 2014, Vol.28(5), pp.749-755
Hauptverfasser: 田伏, 洋治, 北村, 育子, 木村, 美智子, 岩﨑, 武輝
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的:アンケート形式による満足度調査を施行し,その評価と改善事項につき検討した. 方法:2012年2月から2013年3月,宇治武田病院健診センターの人間ドック受診者1,353名全員に対し,健診終了後にアンケート用紙への満足度評価と意見の記載を依頼し,結果を毎月集計して健診職員に周知した. 結果:1,231名(回収率91.0%)の回答から,検査の待ち時間を除き,事務職員の対応や医師・看護師の説明,健診の環境などにおいて高い満足度評価を得た.電子カルテによる診療部門と,健診部門の情報共有に関する高い評価をさらに高めるために,電子カルテに連動した要受診判定者に対する“当日の受診案内書の発行”という,健診と診療連携における新たな作業工程が生まれた. 結論:アンケート調査および満足度評価の定期的な職員への周知は,職員のサービス意識向上と作業工程の改善において重要である.
ISSN:1880-1021
2186-5027
DOI:10.11320/ningendock.28.749