午前中随時尿における微量アルブミン尿基準値の妥当性
目的:尿中アルブミンの排泄増加は腎障害のマーカーとして有用であり,随時尿では早朝第一尿検体が推奨されている.しかし,日常の健康診断では午前中の随時尿を用いており,通常の判定基準では微量アルブミン尿が過剰診断される可能性がある.本研究はアルブミン尿の持続に着目して基準値の妥当性を検討することを目的とした. 方法:当施設の人間ドック受診者において午前中随時尿における尿中アルブミン(UACR,mg/gCr)を計測し,ベースラインからの経年変化を検討した. 結果:対象となった609例(平均年齢51.3歳;男性399例,女性210例)中,550例(90.3%)は2回とも「正常」(UACR...
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Veröffentlicht in: | 人間ドック 2011, Vol.26(1), pp.23-28 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 目的:尿中アルブミンの排泄増加は腎障害のマーカーとして有用であり,随時尿では早朝第一尿検体が推奨されている.しかし,日常の健康診断では午前中の随時尿を用いており,通常の判定基準では微量アルブミン尿が過剰診断される可能性がある.本研究はアルブミン尿の持続に着目して基準値の妥当性を検討することを目的とした. 方法:当施設の人間ドック受診者において午前中随時尿における尿中アルブミン(UACR,mg/gCr)を計測し,ベースラインからの経年変化を検討した. 結果:対象となった609例(平均年齢51.3歳;男性399例,女性210例)中,550例(90.3%)は2回とも「正常」(UACR |
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ISSN: | 1880-1021 2186-5027 |
DOI: | 10.11320/ningendock.26.23 |