喫煙が健康に及ぼす影響について ―ブレスローの健康指数を用いた分析から

目的:喫煙が健康に及ぼす影響を明らかにする.方法:ブレスローらは適正体重,適量の飲酒,定期的な運動,間食をさけ,朝食を摂取するなどの項目が多いほど死亡率が低いと報告している.今回人間ドック受診者を対象に喫煙習慣が健康におよぼす影響を明らかにするため,ブレスローの健康の7原則を用いて分析した.結果:ブレスローの健康指数の該当項目別で body mass index(BMI),飲酒,運動,朝食においては喫煙者の健康指数は低く非喫煙者との間に有意差が見られた.間食や睡眠に関しては点数化し算出したが明らかな差はなかった。結論:2003年度,当センター受診者の最高年齢は86歳で,75歳以上の高齢者は健康...

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Veröffentlicht in:人間ドック 2005/09/30, Vol.20(3), pp.524-528
Hauptverfasser: 坂本, 実技子, 高橋, 由美子, 木村, 眞弓, 岩田, 律子, 大月, 和宣, 望月, 孝史
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的:喫煙が健康に及ぼす影響を明らかにする.方法:ブレスローらは適正体重,適量の飲酒,定期的な運動,間食をさけ,朝食を摂取するなどの項目が多いほど死亡率が低いと報告している.今回人間ドック受診者を対象に喫煙習慣が健康におよぼす影響を明らかにするため,ブレスローの健康の7原則を用いて分析した.結果:ブレスローの健康指数の該当項目別で body mass index(BMI),飲酒,運動,朝食においては喫煙者の健康指数は低く非喫煙者との間に有意差が見られた.間食や睡眠に関しては点数化し算出したが明らかな差はなかった。結論:2003年度,当センター受診者の最高年齢は86歳で,75歳以上の高齢者は健康指数が高く,喫煙経験はほとんどいないことからも,生活習慣の影響が大きいと考える.今回の調査データを参考にし,自ら行動変容できるように受診者個々に則した,健康相談の実施が課題である.
ISSN:1880-1021
2186-5027
DOI:10.11320/ningendock2005.20.524