某会社社員を対象とした睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome:SAS)のスクリーニング

目的:睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome:SAS)が社会的注目を集めているが当センターに於いても2003年6月から7月にかけて運転業務に携わる社員の実態把握のためのSASスクリーニングが実施された.方法:男性運転手288名(平均年齢37.3歳)を対象に自己申告スタイル及びepworth sleepiness scale(ESS)を参考にした問診によるスクリーニング後,産業医との面談を実施し,アプノモニターにてSAS検査を実施した.ステップ2となったものは26名であった.成績:軽度異常は2名(7.7%),中等度異常は8名(30.8%),重度異常は5名(19.2%)であっ...

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Veröffentlicht in:人間ドック 2005/06/30, Vol.20(1), pp.67-70
Hauptverfasser: 若林, 園恵, 大羽, 一美, 近藤, 晴代, 高宮, 浩一, 森, 章悟, 高木, 憲生
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的:睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome:SAS)が社会的注目を集めているが当センターに於いても2003年6月から7月にかけて運転業務に携わる社員の実態把握のためのSASスクリーニングが実施された.方法:男性運転手288名(平均年齢37.3歳)を対象に自己申告スタイル及びepworth sleepiness scale(ESS)を参考にした問診によるスクリーニング後,産業医との面談を実施し,アプノモニターにてSAS検査を実施した.ステップ2となったものは26名であった.成績:軽度異常は2名(7.7%),中等度異常は8名(30.8%),重度異常は5名(19.2%)であった.精密検査が必要と判定されたのは10名であった.終夜ポリグラフにて精密検査が行われ,要治療は3名,軽度睡眠時無呼吸症は1名であった.結論:運転業務に携わる方へのSASスクリーニングに於いて,正しく装着されていれば,アプノモニターにて十分な結果が得られ,次のステップとして終夜ポリグラフを実施する方法が良いと思われる.さらに検査後の保健指導の充実が大切である.また,SASそのものに対する正しい知識の普及が望まれる.
ISSN:1880-1021
2186-5027
DOI:10.11320/ningendock2005.20.67