家人同伴栄養指導による意識変化とその効果―6ヵ月後のアンケート調査より

要約 目的・方法:夫婦で栄養指導を受けた受診者10名とその妻に対して, 6ヵ月後の食生活と意識変化についてアンケート調査を行い効果を評価した. 結果:10組中6組(60%)が回答. 5名はアルコールや嗜好品を減らし, 総摂取エネルギー量が減少し, 減量できていた. 1名は, 総摂取エネルギーが増え体重増加を認めた. 4組の夫婦は同伴指導が役立ったと回答しており, 変化ステージの準備期に適切な指導を受けたことにより, 具体的な目標設定ができ行動期が維持できていると評価された. 一方, 変化ステージから逸脱した1名は, 妻の食事の作りすぎや本人の食べ過ぎが原因となり, 行動期から逸脱し準備期に戻っ...

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Veröffentlicht in:健康医学 2004-09, Vol.19 (3), p.447-451
Hauptverfasser: 山口真由美, 清水きわ子, 中沢良枝, 甘利ひとみ, 池田千鶴子, 渡辺登美子, 大房裕和
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:要約 目的・方法:夫婦で栄養指導を受けた受診者10名とその妻に対して, 6ヵ月後の食生活と意識変化についてアンケート調査を行い効果を評価した. 結果:10組中6組(60%)が回答. 5名はアルコールや嗜好品を減らし, 総摂取エネルギー量が減少し, 減量できていた. 1名は, 総摂取エネルギーが増え体重増加を認めた. 4組の夫婦は同伴指導が役立ったと回答しており, 変化ステージの準備期に適切な指導を受けたことにより, 具体的な目標設定ができ行動期が維持できていると評価された. 一方, 変化ステージから逸脱した1名は, 妻の食事の作りすぎや本人の食べ過ぎが原因となり, 行動期から逸脱し準備期に戻ったと評価された. 結論:家人同伴栄養指導は, 受診者夫婦に食生活の問題点の自覚と共有化を促し, 意識変化と食生活の改善に効果があった. 保健指導は健診者の変化ステージをふまえ, 適切な介入をすることで有効性が向上する.
ISSN:0914-0328