140. 当院の宿泊人間ドックにおける大腸腫瘍の検討
2000年度の当院入院人間ドック受診者は男性338例, 女性131例の計469例であり, そのうち大腸内視鏡検査を受けたものは男性131例, 女性25例の計156例で平均年齢69歳であった. この156例のうち腺腫を認めたものは68例(軽度異型性13例, 中等度異型性51例, 高度異形性4例)であり, 癌が認められたものは4例であった. 癌はいずれも早期癌であり内視鏡切除のみで治療可能であったが, 1例は本人の希望で外科的切除行っている. 他の症例は腺腫, 癌とも内視鏡的に切除されているが, 特に合併症は認められなかった. また大腸腫瘍と耐糖能異常の関係を調べたところ, 腺腫を認めたもののうち...
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Veröffentlicht in: | 健康医学 2001, Vol.16 (3), p.377-377 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 2000年度の当院入院人間ドック受診者は男性338例, 女性131例の計469例であり, そのうち大腸内視鏡検査を受けたものは男性131例, 女性25例の計156例で平均年齢69歳であった. この156例のうち腺腫を認めたものは68例(軽度異型性13例, 中等度異型性51例, 高度異形性4例)であり, 癌が認められたものは4例であった. 癌はいずれも早期癌であり内視鏡切除のみで治療可能であったが, 1例は本人の希望で外科的切除行っている. 他の症例は腺腫, 癌とも内視鏡的に切除されているが, 特に合併症は認められなかった. また大腸腫瘍と耐糖能異常の関係を調べたところ, 腺腫を認めたもののうち糖尿病が28例, 境界型が20例, 癌では糖尿病が1例, 境界型が1例であった. 腺腫の71%, 癌の50%が耐糖能異常を呈しており, 若干の文献的考察を交え検討する. |
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ISSN: | 0914-0328 |