伊豆沼における植生管理による水質改善効果について
「1 はじめに」宮城県の栗原市及び登米市に跨る伊豆沼は, 全国的にも有数な渡り鳥の飛来地である. 令和元年度における越冬のために訪れた渡り鳥の数は実に10万羽を超え, 隣接する内沼とともに「伊豆沼・内沼の鳥類およびその生息地」として国の天然記念物に指定されており, また水鳥の生息地として国際的に重要な湿地であるとして, 日本では二番目にラムサール条約に登録されている. 伊豆沼に係る長年の課題として, 過去の洪水や周辺の開発, 外来種による侵食等の影響により環境が激変し, 上記のとおり伊豆沼の自然環境は国際的にも保全が必要とされているものであることから, 自然再生法に基づき策定された「伊豆沼・内...
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Veröffentlicht in: | 宮城県保健環境センター年報 2020-12 (38), p.73-74 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「1 はじめに」宮城県の栗原市及び登米市に跨る伊豆沼は, 全国的にも有数な渡り鳥の飛来地である. 令和元年度における越冬のために訪れた渡り鳥の数は実に10万羽を超え, 隣接する内沼とともに「伊豆沼・内沼の鳥類およびその生息地」として国の天然記念物に指定されており, また水鳥の生息地として国際的に重要な湿地であるとして, 日本では二番目にラムサール条約に登録されている. 伊豆沼に係る長年の課題として, 過去の洪水や周辺の開発, 外来種による侵食等の影響により環境が激変し, 上記のとおり伊豆沼の自然環境は国際的にも保全が必要とされているものであることから, 自然再生法に基づき策定された「伊豆沼・内沼自然再生全体構想」により, 長期にわたって伊豆沼の自然環境の回復・保全を図る試みが行われてきた. |
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ISSN: | 0910-9293 |