県内における水銀の汚染状況調査
平成30年度から令和元年度にかけて, 県内の大気, 水質, 底質及び県内に流通する魚介類とその加工食品, さらに人体の毛髪の水銀含有量を調査した. その結果, 大気, 水質, 底質についてはそれぞれの指標値を下回った. 魚介類及びその加工食品については推定摂取量と耐用摂取量を比較し暴露評価を試みた結果, 健康への影響が懸念されるようなレベルではないことを確認した. また毛髪の水銀についても日本人の平均レベルと同等であった. 「1 はじめに」水銀は水俣病の原因物質であり, 我が国の公害対策上看過できない物質であるが, 近年ではアジア地域での石炭火力発電所からの排出や, 南米やアフリカ地域での人力...
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Veröffentlicht in: | 宮城県保健環境センター年報 2020-12 (38), p.29-34 |
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Hauptverfasser: | , , , , , , , , , , , , , , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 平成30年度から令和元年度にかけて, 県内の大気, 水質, 底質及び県内に流通する魚介類とその加工食品, さらに人体の毛髪の水銀含有量を調査した. その結果, 大気, 水質, 底質についてはそれぞれの指標値を下回った. 魚介類及びその加工食品については推定摂取量と耐用摂取量を比較し暴露評価を試みた結果, 健康への影響が懸念されるようなレベルではないことを確認した. また毛髪の水銀についても日本人の平均レベルと同等であった. 「1 はじめに」水銀は水俣病の原因物質であり, 我が国の公害対策上看過できない物質であるが, 近年ではアジア地域での石炭火力発電所からの排出や, 南米やアフリカ地域での人力小規模採鉱に伴う排出などの人為的汚染により世界規模で大気中の水銀濃度が増大している. |
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ISSN: | 0910-9293 |