7 アレルギー物質を含む食品の分析について
「1 はじめに」 食物アレルギーによる健康被害の発生を防止する観点から, 現在, 「卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに」の7品目が発症数・重篤度により特定原材料として定められ, 特定原材料を含む加工食品に対して表示が義務付けられている. また, 表示義務品目に準ずる18品目については, 表示が推奨されている. 宮城県は平成16年度に, 卵及びそばについてアレルギー物質を含む食品の買上検査を開始し, 現在えび・かにを除く5品目について検査を実施している. 定量検査は厚生労働省通知に示された条件を満たしている2種のELISA法検査キットを用いて実施しているが, 「公開された統一標準品」を誰でも...
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Veröffentlicht in: | 宮城県保健環境センター年報 2010 (28), p.94-97 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「1 はじめに」 食物アレルギーによる健康被害の発生を防止する観点から, 現在, 「卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに」の7品目が発症数・重篤度により特定原材料として定められ, 特定原材料を含む加工食品に対して表示が義務付けられている. また, 表示義務品目に準ずる18品目については, 表示が推奨されている. 宮城県は平成16年度に, 卵及びそばについてアレルギー物質を含む食品の買上検査を開始し, 現在えび・かにを除く5品目について検査を実施している. 定量検査は厚生労働省通知に示された条件を満たしている2種のELISA法検査キットを用いて実施しているが, 「公開された統一標準品」を誰でもが利用できる状況にないという課題を抱えている. ものさしとなる標準品が公開され, 誰でもが利用できるようになれば測定の正しさが検証される. 厚生労働省は平成18年3月に標準品規格を示し, 平成18年夏頃には高濃度標準溶液を市販するとの情報が流れたが, いまだ販売されていない. |
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ISSN: | 0910-9293 |