自動車排出ガスによる汚染状況と自動車交通量の関連

継続的に通年測定している自動車排出ガス測定局と, 約1ヶ月間の調査を毎年数地点で実施している大気環境測定車の収集データを解析し, 道路近傍での自動車排出ガスによる汚染状況と自動車交通量の関連を調べた. その結果, NO2の環境基準の達成状況は自動車交通量によって明瞭な差異があった. これを踏まえて, 道路交通センサスによる自動車類交通量のデータを用い, 県内の路線におけるNO2の環境基準のゾーン下限値0.04ppm達成のスクリーニングを試み, 各路線の調査単位区間の汚染状況を3グループに分類してみた. この分類結果を用いることにより, 宮城県自動車交通環境負荷低減計画の施策体系における交通流対...

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Veröffentlicht in:宮城県保健環境センター年報 2007-11 (25), p.77-79
Hauptverfasser: 高橋誠幸, 木立博, 仁平明, 加賀谷秀樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:継続的に通年測定している自動車排出ガス測定局と, 約1ヶ月間の調査を毎年数地点で実施している大気環境測定車の収集データを解析し, 道路近傍での自動車排出ガスによる汚染状況と自動車交通量の関連を調べた. その結果, NO2の環境基準の達成状況は自動車交通量によって明瞭な差異があった. これを踏まえて, 道路交通センサスによる自動車類交通量のデータを用い, 県内の路線におけるNO2の環境基準のゾーン下限値0.04ppm達成のスクリーニングを試み, 各路線の調査単位区間の汚染状況を3グループに分類してみた. この分類結果を用いることにより, 宮城県自動車交通環境負荷低減計画の施策体系における交通流対策のうち, 環境基準の達成を目指したバイパス等の整備など道路網整備対策に資することができる. 「1 大気環境測定車の収集データによるCalm(静穏)時のNOx濃度と自動車交通量」1.1 方法 本県では県内各地に設置した大気汚染常時測定局を補完するため, 大気環境測定車により測定局が無い地区の大気環境調査を行っており, 毎年数地点で約1ヶ月間の調査を実施している.
ISSN:0910-9293