大気汚染物質の走行測定システムについて

従来, 固定式で使用していた大気汚染測定装置を乗用車に搭載し, 測定しながら走行するシステムを製作し, 走行測定することにより, 市街地の上り坂や, トンネル内の高濃度窒素酸化物汚染状況やこれらの道路における窓開口時走行中の車内における暴露状況などについて確認した. 「1 はじめに」 本県では, 県内の主要道路近傍に設置されている10局の自動車排出ガス自動測定局において, 大気汚染物質の測定監視を実施するとともにこれらの測定地点以外の地域については, 大気移動測定車を用いて, 測定を実施している. しかし, 移動測定車の測定装置は大掛かりなものであり, 駐車スペースや専用商用電源の確保など,...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:宮城県保健環境センター年報 2003 (21), p.88-89
Hauptverfasser: 宮城英徳, 佐藤信俊, 中村栄一, 鈴木康民
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:従来, 固定式で使用していた大気汚染測定装置を乗用車に搭載し, 測定しながら走行するシステムを製作し, 走行測定することにより, 市街地の上り坂や, トンネル内の高濃度窒素酸化物汚染状況やこれらの道路における窓開口時走行中の車内における暴露状況などについて確認した. 「1 はじめに」 本県では, 県内の主要道路近傍に設置されている10局の自動車排出ガス自動測定局において, 大気汚染物質の測定監視を実施するとともにこれらの測定地点以外の地域については, 大気移動測定車を用いて, 測定を実施している. しかし, 移動測定車の測定装置は大掛かりなものであり, 駐車スペースや専用商用電源の確保など, 設置場所の選定に制約が生じている. そこで大気環境監視の一環として簡易かつ任意の場所, で測定を可能にするために測定器を乗用車等に搭載し, 移動しながら測定するシステムを検討, 試作するとともに路上での走行測定を実施したので報告する.
ISSN:0910-9293