道路に面する地域における環境騒音測定方法に関する検討(第3報)―除外すべき音の処理方法について
道路交通センサスの対象としている, 交通量等の異なる12路線を抽出し検討した結果, 除外音で最も多かったのはその他の音が約39%で, 次いで自然音が約31%であった. また, 除外音の種類別に騒音レベルの平均値を見ると, いたずら等測定に付随する音が約93dB(A)と最も高く, 次いで突発音約85dB(A)であった. 24時間連続測定して得られたLAeq, 10minの真値と実測値についてレベル差を見ると±1dB(A)以内に80%以上, ±2dB(A)以内に90%以上のデータが含まれることが判った. 最後に, 今回のデータに既存の除外音処理方法を適用した結果, いずれの方法も適切に処理を行って...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 宮城県保健環境センター年報 2002 (20), p.103-107 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 道路交通センサスの対象としている, 交通量等の異なる12路線を抽出し検討した結果, 除外音で最も多かったのはその他の音が約39%で, 次いで自然音が約31%であった. また, 除外音の種類別に騒音レベルの平均値を見ると, いたずら等測定に付随する音が約93dB(A)と最も高く, 次いで突発音約85dB(A)であった. 24時間連続測定して得られたLAeq, 10minの真値と実測値についてレベル差を見ると±1dB(A)以内に80%以上, ±2dB(A)以内に90%以上のデータが含まれることが判った. 最後に, 今回のデータに既存の除外音処理方法を適用した結果, いずれの方法も適切に処理を行っているとは言い切れなかったため, 新たな処理方法を検討した結果, 的中率, 誤認率ともバランスの良い処理方法として「LAmaxの95dB(A)以上, 又はLAeqの1.96σ以上のデータを除外する」方法を提案した. 「1 目的」 平成10年9月に「騒音に係る環境基準」が改正され, 評価手法が従来の中央値(L50)から等価騒音レベル(LAeq)に変更になり, 翌年4月から施行されている. |
---|---|
ISSN: | 0910-9293 |