03-6. 松本圏域における精神保健福祉法の規定による申請・通報事例に関する調査研究 8年間の申請・通報等処理状況からの分析

「要旨:」精神保健福祉法に基づく申請・通報のうち, 第23条通報の増加による保健所の負担が増加していることから, 過去8年間の第23条通報対象者の基本情報や保健所の対応について分析を行った. 前期(平成27-30年)と後期(令和1-4年)の比較では, 対象者の基本情報に顕著な変化はないものの, 10代の者の割合や発達障害を含むF8(ICD分類)群の増加がみられていた. また, 疾患群により措置入院となる割合に差が認められ, 適正な措置入院に関する事務の継続とともに, 地域における関連機関の連携による支援体制整備についても, 今後検討が必要と考えられた....

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Veröffentlicht in:信州公衆衛生雑誌 2023-08, Vol.18 (1), p.56-57
1. Verfasser: 長瀬有紀
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨:」精神保健福祉法に基づく申請・通報のうち, 第23条通報の増加による保健所の負担が増加していることから, 過去8年間の第23条通報対象者の基本情報や保健所の対応について分析を行った. 前期(平成27-30年)と後期(令和1-4年)の比較では, 対象者の基本情報に顕著な変化はないものの, 10代の者の割合や発達障害を含むF8(ICD分類)群の増加がみられていた. また, 疾患群により措置入院となる割合に差が認められ, 適正な措置入院に関する事務の継続とともに, 地域における関連機関の連携による支援体制整備についても, 今後検討が必要と考えられた.
ISSN:1882-2312