呼吸障害指数と肥満度および眠気の自覚症状との関連-職域における睡眠時無呼吸低呼吸症候群健康診断の結果から

「目的」: SAHS健康診断を受診した労働者のRDIと肥満度および眠気の自覚症状についての関連について調べることを目的とした. 「方法」: スクリーニング機器としてSD-101を用い, 1泊の検査によって1時間あたりの無呼吸と低呼吸の平均回数であるRDIを測定した. RDIとエプワース眠気尺度(ESS)を用いて, RDIの値と日中の眠気の自覚症状についてその関連を検証した. さらにRDIとBMI, 年齢との関連についてロジスティック回帰分析を用いて検証した. 「結果」: 解析対象146名の平均年齢±標準偏差は47.0±10.0歳, BMIの平均値±標準偏差は23.7±3.6(kg/m2)であっ...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:信州公衆衛生雑誌 2011-02, Vol.5 (2), p.105-109
Hauptverfasser: 塚原照臣, 岡野和弘, 江口尚, 塚原嘉子, 津田洋子, 漆畑一寿, 藤本圭作, 野見山哲生
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「目的」: SAHS健康診断を受診した労働者のRDIと肥満度および眠気の自覚症状についての関連について調べることを目的とした. 「方法」: スクリーニング機器としてSD-101を用い, 1泊の検査によって1時間あたりの無呼吸と低呼吸の平均回数であるRDIを測定した. RDIとエプワース眠気尺度(ESS)を用いて, RDIの値と日中の眠気の自覚症状についてその関連を検証した. さらにRDIとBMI, 年齢との関連についてロジスティック回帰分析を用いて検証した. 「結果」: 解析対象146名の平均年齢±標準偏差は47.0±10.0歳, BMIの平均値±標準偏差は23.7±3.6(kg/m2)であった. 15≦RDIは18名, その有病率は全体で12.3%, いずれも男性であった. 15≦RDIの18名のうち, 日中の眠気が強いと判定するESSの得点11点以上のものは1名であった. RDIに寄与する因子についてのロジスティック回帰分析の結果, BMI
ISSN:1882-2312