1. サプリメント利用意識による食物摂取ならびに生活習慣等の相違に関する一考察

「要旨」近年サプリメントの利用は増加傾向にあり, 健康・栄養教育をしていく上で無視できない存在になってきている. サプリメント利用に対する考え方には個人差があり, その意識の違いが食物・栄養素摂取状況等に関係していると考えられたので, ある健康講座の健診・食事調査に併せサプリメントの利用状況の聞き取りを行ない, 検討した. 検定には分散分析(一元配置, 多重比較Tukey法)を用いた. その結果各食物・栄養素のうち, サプリメント積極利用群では淡色野菜(海藻・きのこを含む)を有意に多く摂取していることが認められた. A. 目的 近年サプリメントの利用は増加傾向にある1). サプリメントは小売店...

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Veröffentlicht in:信州公衆衛生雑誌 2009, Vol.4 (1), p.22-23
Hauptverfasser: 石澤美代子, 小林泉江, 黒岩敏明, 寺沢宏次, 広田直子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨」近年サプリメントの利用は増加傾向にあり, 健康・栄養教育をしていく上で無視できない存在になってきている. サプリメント利用に対する考え方には個人差があり, その意識の違いが食物・栄養素摂取状況等に関係していると考えられたので, ある健康講座の健診・食事調査に併せサプリメントの利用状況の聞き取りを行ない, 検討した. 検定には分散分析(一元配置, 多重比較Tukey法)を用いた. その結果各食物・栄養素のうち, サプリメント積極利用群では淡色野菜(海藻・きのこを含む)を有意に多く摂取していることが認められた. A. 目的 近年サプリメントの利用は増加傾向にある1). サプリメントは小売店のみならず様々な場所で販売されている. 中には栄養素含有量が多いものもあり, 食事調査や健康・栄養教育をしていく上で無視できない存在になってきている. しかしサプリメント利用については, 年代や意識レベルによる差があると考えられることから, 本研究では, その違いが食物・栄養素摂取状況や生活習慣等にどう関係しているかを把握することを目的とした.
ISSN:1882-2312