水中での運動速度が下肢筋活動量に与える影響について

「1 はじめに」 水中運動は重力負荷が少ないことなどの特性から, リハビリテーションから障害者のスポーツ・リクレーション活動まで広く用いられている. 最近では下肢関節などの中高年者の整形外科疾患に対して水中運動や水中歩行などが勧められている1. その内容については, 水中運動の物理的環境因子に基づいた方法論が紹介されているものが多い2, 3. そこで今回, 実際にその目的に応じた水中運動を行うにあたり, 運動速度や姿勢によって浮力や水の抵抗の影響による筋活動量を評価することが重要ではないかと考えた. 本研究の目的は, 一般的に行われている水中での下肢運動中の筋活動について水中用筋電図を用いて評...

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Veröffentlicht in:Journal of Rehabilitation and Health Sciences 2004-12, Vol.2, p.19-22
Hauptverfasser: 増田基嘉, 奥田邦晴, 林義孝
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「1 はじめに」 水中運動は重力負荷が少ないことなどの特性から, リハビリテーションから障害者のスポーツ・リクレーション活動まで広く用いられている. 最近では下肢関節などの中高年者の整形外科疾患に対して水中運動や水中歩行などが勧められている1. その内容については, 水中運動の物理的環境因子に基づいた方法論が紹介されているものが多い2, 3. そこで今回, 実際にその目的に応じた水中運動を行うにあたり, 運動速度や姿勢によって浮力や水の抵抗の影響による筋活動量を評価することが重要ではないかと考えた. 本研究の目的は, 一般的に行われている水中での下肢運動中の筋活動について水中用筋電図を用いて評価を行い, 水中運動療法における負荷設定やトレーニング方法の理論的背景の構築の一助とすることである. 「2 対象と方法」 「2.1 対象」 健常青年男性8名を対象とした. 被験者の身体的特性は年齢21.6±5.4歳, 身長171.1±4.8cm, 体重57.6±5.6kgであった.
ISSN:1348-6756