精神看護学実習における薬局見学実習からの学生の学び―精神科看護における薬物療法の特徴

「I. はじめに」2009(平成21年)年度看護基礎教育のカリキュラムの改正が行われた1). このことは, 国民の医療ニーズの高まりや価値観の多様化, 医療の安全性確保を含めた高度で良質な医療サービスを求める国民の要望など, 看護サービスに対する社会的な要請はますます高い水準となっていることが背景にある. また, 「指定規則改正案看護系大学等への適応課題」は, 社会が看護師等に期待する役割・能力を踏まえたものであり, 卒業時の看護実践力の到達度を保証する観点から, 多くの看護系大学等において, すでに教育されている内容であると期待されている2). 以上のことから, 看護教育の中で看護学臨地実習...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本赤十字豊田看護大学紀要 2010, Vol.5 (1), p.3-7
Hauptverfasser: 揚野裕紀子, 曽谷貴子, 日下知子, 中尾美幸
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「I. はじめに」2009(平成21年)年度看護基礎教育のカリキュラムの改正が行われた1). このことは, 国民の医療ニーズの高まりや価値観の多様化, 医療の安全性確保を含めた高度で良質な医療サービスを求める国民の要望など, 看護サービスに対する社会的な要請はますます高い水準となっていることが背景にある. また, 「指定規則改正案看護系大学等への適応課題」は, 社会が看護師等に期待する役割・能力を踏まえたものであり, 卒業時の看護実践力の到達度を保証する観点から, 多くの看護系大学等において, すでに教育されている内容であると期待されている2). 以上のことから, 看護教育の中で看護学臨地実習は, 学生がそれまでに履修してきた教養科目, 専門科目及び看護専門科目を医療機関等で看護実践し看護を展開することにより, 看護者としての専門知識の習得と技術を磨き, さらに看護学に関する実践的・研究的能力を養っていく過程を体験する貴重な機会である3).
ISSN:1349-9556